ひまわりが音もなく揺れてる 揺れてる

 邦楽を聞いていて、心に残る歌詞があって、日記のタイトルにしたりする。優しい声とメロディがあるから余計心に入ってくるのだけど、私は詩的な美しい言葉を自分で生むことができないので、他人のものなのになぜか自分のフィーリングに深く同調してしまう言葉達を引用させてもらっている。字面だけだと下手すれば救いようが無いように受け取れる歌詞でも、その歌詞が乗るメロディは限りなく優しい。性急そうな言葉なのに、どこまでも穏やか。なんだかえらくシニカルな事言ってるくせに曲調は超ポジティブ。そういう、内包する空間の広い、多くの物事を受容してくれる雰囲気を持った歌、後ろに広い景色が見える歌が好きです。
 字面とメロディが合わさった上で合致するフィーリングなので、ものによっては字面だけ読んだ人がぎょっとすることもあるかもしれないけど、実際は大変平和な気持ちだったりするわけです。
 今日だけが全てだと 青い空に咲く
 明日のことは遠い未来 
 今咲くのだと背を伸ばす

 答えを求め彷徨いながら
 愛し合うことができたら太陽に少しだけ近づける (by吉井和哉