出会ってしまった

 というわけで、読みかけの本が家にゴロゴロあるにも関わらず読み終わった本と替えてくるのを忘れてしまったため、一人外食のお供本を買いに書店へ。前に読んでいた本が後味最暗だったので次は浮世離れした感じのやつがいいなーと適当に物色して手に取ったのが、川上弘美の「龍宮」(文春文庫)。初川上。料理待ちの間に読みながら思わずにやけてしまった。私はまさに今の気分にぴったりの本をゲットしたらしい。やばい。面白い。前世がタコだった男が語るのよ。言葉遣いもツボ。
 楽しい日々が続きそうだ。