読みかけ本覚え書き

 「慟哭」貫井徳郎、「蝿の王ゴールディング司馬遼太郎講演集、「悪魔とプリン嬢」「11分間」パウロ・コエーリョ
 「慟哭」はあと3分の1くらい。「面白い。一気に読めるよ」という評判で買ったが、まとまった時間がとれずけっこうちょびちょびになってしまっている。一気に読んだ方が面白いに決まってるよなぁ、ちと悔しい。犯人、推理したというわけではないが物語の構成から見てもうなんとなくわかっている気がするのだが…。「蝿の王」はまだ十数ページ。今のところ「十五少年漂流記」のような夢いっぱいの子供冒険物、という印象だが「とにかく恐ろしい」らしいので今後どう変わっていくか。それっぽい片鱗は最初からちらちらしてるのでそそられている。一番怖いのは無邪気な人間。
 未経験のパウロ・コエーリョが2冊あるのは、最近「11分間」に目を付けていて先週金曜にいざ買わんとしていたらあの騒ぎがありその時は結局買わず、他の店で見つからなくて他の著作「悪魔〜」を買ったがやはり「11分間」が気になっていたので「悪魔〜」をそう読まぬうちから追っかけで買ったという次第。で、「悪魔〜」を半分以上読んだところなのだが、思ったよりもわかりやすーい話? 彼の作品をいきなり2冊買ってしまったのは性急すぎただろうかといささか不安な今日この頃。これが杞憂に終わる事を期待したい。