仕事をしないということ

fuksia2007-04-06

 ニート二日目、今日は活動日。働いていた頃と同じくらいに起き(つっても10時だがな!)電話を一本、それから昼の出発時間ぎりぎりまでかかって、先日話を聞きに行った会社へ断りのメールをする。
 昼はデザイナーと打ち合わせ、その後、かの網輛・事務所共有婦人のところへアポ無しで乗り込み依頼されていた仕事を断る。奏功。この私にも、この性格で生き通すために身につけた技がいくらかはある。
 「仕事をしない」ということが、これほど葛藤を伴うものだとは思わなかった。社会人になって5年も働くと、急に全く仕事のない状態を作ろうと思ってもなかなかそうなりにくいらしい。もちろん自分の意志次第なのだが、わりと恩義を感じやすい性格上、今まで世話になった人達から仕事の話を頂けたりするとどうもそれに応えたい気持ちになってしまうのだ。で、気づくと「四月はぶらぶらしてるし全然大丈夫っすよ」とか言っている。そしてお前どんな思いで仕事しない決意をしたんだよ、というのを思い出して猛烈後悔し、その日のうちに出向いて断り入れるみたいな無駄な動きをするはめになる。現状出版界を捨てると決めたわけではないので、今まで培ってきた財産とも言うべき人脈をなるべく断たないよう細心の注意を払う。ここ最近、なんだかよくわからない事で頑張ってるよ私は……。
 それにしても、既にいろいろと断って頭が飽和してきた。こうも常に引く手があると思うなよ。どうせ放浪終えたときにはほとんど忘れられてるんだろう。放浪たって長くてせいぜい秋までのつもりだけど。それからのれんに腕押しの求職活動が始まる、と。