後味わる。無駄に他人の墓穴をさくっと一掻きしまった。薮蛇で狙ってではないとはいえ、無邪気にではないな。自分が後ろ暗くならないためにか。自分がきれいでいる為に他人を踏む人間はその時点で泥を嘗めている。鼻が曲がる…。
 週末、変な電話がかかってきたり予期せぬ番組映像を見たりしたために、複数の本での大事故が想像されてしまいそれぞれについて最悪の予測を立てて今日に臨んだ。起床時間前に冷や汗と共に目覚めた。風邪気味のせいもあるようだったが。
 蓋を開ければ、そのうちの一つは事故ではなく誰の過失もないことが判明、もう一つは日曜出社してかたをつけてあり、もう一つが想定通りの吊し上げ場に。その場で、私はただ黙っていればよかった。途中で出た私がフォローするべきだったんです的発言をPは流した。Pの考える落としどころではないからだ。Pの考える落とし所たる外部編集者(誰か一人と絞れば実際彼の落ち度なのだが)は、自分が全部被れるもんなら被りますというスタンス。ただ彼一人に被せてどうにかなる問題ではなさそうなので皆で突き詰めてどうしたらよいかを考える、という場が約3時間。スケープゴートを仕立てたところで、Pがどう逃げ口上うったところで、周りからはチーム責任と見なされるしそれが真実だ。それがいい。