なんでうちが仕切んなきゃいけないんすか!?  筋合いないじゃないすか!? と言い続けてきた会見が、うちの手から離れて行われることになった。実際ほんとにうちが仕切る筋合いはまったく無い会見で(だって出版会見ではない)、でもプロデューサー的にはそこでプレスに本を配って宣伝してもらって売り上げに……というところ。だからって会見そのもののセッティングまで。なんでうちがそこまで奴らの面倒を見なきゃならんのだと。去年、会社に入って2ヶ月の時期に、誰もやったことのない会見段取り&仕切りをほとんど私一人でやらされたという事があり、勝手もわからなかったしその労たるや凄まじく、Pの芸能事務所に対するごますりやらなんやらのツケをひとりで払わされるのはもうごめんだというのがあった。よって、今日Pから笑顔で「サカザキちゃんいい知らせ、会見なくなった」と言われたときは素直に「まじで!!」と非常に喜んでしまった。しかしその後Pが「気を落とさないで…」等と言われているのを見て我にかえった。そりゃそうだ、プロデューサーとしては大変な思いをしてごますりまくってでもなんとかしてやりたかった会見だろう。確実に売り上げが違うはずだ。筋合いがどうだろうが準備が大変だろうが、売り上げにつながるのならば私は粛々と段取りを進めるべきだった。会見の仕切りがうちからはずれたのは私のせいではないけど、自分が楽になることしか考えずプロデューサーの前で能天気に喜んでいた自分にまた失望した。ほんとになぜそれくらいのことがその場でわからない。