やっぱり文字が好き

 外部編集者と2人で、えんえんと本一冊分の校正。ライターが非常に直しがいのある文章をあげてくれたお陰でA4約100枚が真っ赤になった。それぞれ赤入れしたものをつけ合わせたのだが、事前の感覚合わせも何もしなかったのにどこを直すかのコンセンサスが見事にとれていた(お互い相手の技能を知らないなかでやっていたから余計に嬉しい驚きだった)ので、スムーズに校正が進み手応えは上々。職人を社内におかないこの出版社にあってひたすら原稿に赤を入れ続ける私達の光景が珍しかったのか、わりといろんな人が「大変だねえ」と声をかけてくれるが、私はとにかくこの作業が楽しくてしかたがなかった。収録現場がどうとかカ○○シ君がどうとかよりも、やっぱりよっぽどこの四角くて白い紙の世界が好きなのよ。
 昼から始まって夜9時すぎに赤入れが完了。私が紙を持ち帰り、これから明日一日かけて赤をデータに反映する。この作業と、その後入稿フォーマットに流し込むという作業が一昨日突如「だれがやるんだ!?」となったもの。上手く事を運べていればこちらでしなくてすんだ作業なのだが、結果的に私の仕事となったのが実はけっこう嬉しかったりする。*1
腕が鳴るわ……。

*1:たとえそのお陰で土日スノボ旅行のお誘いを断らねばならなくなったのであっても!…なんだ未練アリじゃないすか