パラダイスか……?

 ここ数ヶ月、なんだかんだで読書はほとんど電車内のみだったので、この三連休は家で読めるだけ本を読んでやろうと思っていた。自分仕事も今日の分は終えたし、と日付変更ちょい前から念願の書物没頭に入る。選ばれたのは『姉飼』(遠藤徹)。この本、「かなりえぐいけど面白いから読んでみて」と友達に勧められていたのだが、装丁からして禍々しい異様さに溢れておりなかなか手が出なかったもの。夏の夜長に合いそうな気がしたので、会社のライブラリーで思いっきり名前書いて借りて読みました。日付変更ちょい前から始め、世界に取り憑かれるようにして2時間そこそこで読了。
 いやー濃いモン呑んじゃったなぁという感想。短編集なので各種異物を摂取したという感じなのだが、表題作と最後の作品の臭気が特に強くてとてもこのままでは眠れぬ。眠ったら夢に喰われる気がする。
 ということで、↑をねじ伏せうるパワーを持つ『コインロッカー・ベイビーズ』(村上龍)にこれから入ろうと思います。これ読んだら夢が平和なものになるかっつったら大間違いだけど、少なくとも上向きの竜巻系な夢になるはず。
 第一日目は大成功、ということで。