また待機中

寂しがりやのおじさん連につきあって夕ご飯を食べるはめになりまだ一人が来ないので待機中。夜明け前から起きてる身としては気分的にもう日付変(略)


見蕩れたといえば!
という話にオリンピック話から無理矢理つなげます。
白夜行に主演中の山田孝之。あまりにも「奥」が感じられる演技に、毎回ノックアウトされながら観ている。今週回なんて感動してうるっときてしまった。物語の筋にではなくて、彼の演技そのものにです。間違いなく自分は今ひとりの俳優の開花を目にしているという確信。ま!じ!で! 
と思うのは、もともと好きな俳優に対するひいき目、とかでは全くないから。むしろ逆で、山田君の顔つきは私の好みとは全く逆のタイプで、えりぃの弟とかウォーターボーイズとかちらちら観てたけど失礼ながら「いつ観ても暑苦しい…」とか思っていたくらい。
しかしこのドラマの彼はすごい。最初の頃はどこまでも純情で弱い男の子だったのが、身の毛もよだつような黒い経験をいくつも経て、若くして世を悟りきったような表情になっていく。という筋なのだがそれを完璧に演じきっている。すごいと思うのは、「変化して老成してしまった」「変化して悟りきってしまった」ではなくて、「若さに似合わぬ悲しい諦観を身につけながらも、生来人一倍持っていた純情さや未来への希望も奥底で変わらず持ち続けている」というのがみごとに伝わってくるところ。出演者がみんな上手く役にハマっているようにみえるので脚本自体がすごくいいんだと思うけど、だからこそこの作品が山田君にとって素晴らしいものになると思うんだよ。まじで惚れてます。
客が来たので以上。