No Marinos,no life(今日つけて行ったリストバンドより)

 出張族マサシチャンから譲り受けたチケットで日産スタジアムへ。観戦友達がマリノス熱を下げまくっていることもあり、あえて声をかけず念願久方ぶりの一人観戦。秋にしてはやや暑いが都会にしては透き通った空気のなか、満喫しました。(ここで「何を」を書かないのがミソね)
 普段行かない二階席バックスタンドへ。ピッチの中で、小さな選手とその影のコントラストが美しい。いつもよりも選手たちの動きがなめらかに見えるのは、明るい太陽光のせいか自分のポジショニングのせいか。応援の手拍子にだけ参加しながら、ひたすら、青色の人間と影とボールが黄緑の中で戯れる風景に見惚れていた。人間の名前や動きの意味等々には興味はなかった。最近感じたことがないような、「猛烈な」とつけてもいいほどの解放感に包まれ幸せだった。ぶちぶちと途切れるマリノスの攻撃からの現実逃避という面も大きかったかもしれないが。前半終わりの頃は空とか見てたな。本当に気持ち良かった。
 現実に引き戻されたのはあれね、3点入れられたそれぞれの直後ね。ボーっとしてるから得点者のシュートとかちゃんと見えてないわけ。だからネットが引き攣れた後に「はぁ!?」とか一人で叫んで振り向かれたりするわけ。
 今日のプレー内容と全然リンクしてない感想なのがマリサポとしては申し訳ないのだが、自分がこの「場」を持っていることの幸せを改めて感じた数時間だった。無意識に様々な拍子を打っている自分の手*1、見慣れた青白赤の人々、正面に広がる緑。安心する。
チケットをもらっていなければ今日の試合に行かないこともあり得たので、マサシチャンに感謝。

*1:無意識に任せすぎるとたまに応援に合わせて腕が上に伸びそうになる