アマデウス

神はなぜ、それを叶える能力を授けずしていたずらに希望だけを私に与えたもうたのか。なんの意味があって。
叶えることが不可能であるのならば、この渇望を今すぐ私から取り去って欲しい。
でなければ、もう直ぐにでも私は言うだろう。神よ、お前はもう要らないと。



……あまりに遠いこの叫び。自分には今まで縁の無い、これからも無いと想像する類の絶望。
なのに、ひりひりと痛い。