1日1.5冊

 が目標だった年末始休暇。その為の補給もして本棚には未読本の数々がスタンバイしていたのだが、年末はドストエフスキー「悪霊」上下巻を超じっくりと再読してしまい、年始も旧年の読みかけ本を消化してたら終わってしまった。家で読むからと、ここぞとばかりに重いハードカバーを買い足したのに切ない。
 仕事初め以降は、おもに借り物の文庫本から食っている。昨日は伊坂幸太郎の「オーデュポンの祈り」を終え*1、今日から江國香織きらきらひかる」、その後宮部みゆき「レベル7」の予定。江國&宮部氏はこれまでけっこう避けて通ってきた方々。宮部氏は学生の頃「蒲生邸事件」を読み、なんじゃこりゃと思ってそれ以降手に取ることのなかった作家で、江國氏はOLご用達イメージからずっと素通りしてきたのだが去年「ホテル・カクタス」を読んでから興味がわいてきた作家だ。宮部氏は正直今もあまり読む気がしないのだが、伊坂をすごく気に入った友人の推薦なのでこれもご縁と楽しみに。

*1:今まで何冊か読んできたがここで、「オーデュポン〜」のカカシ風に言うところの伊坂氏の未来進み得る選択肢のなかで最も破滅的であろうパターンが浮かんでしまった。