またあしたを

fuksia2004-12-26

 軽く触れると、君は薄く目を開け柔らかく返事をする。陽のふりそそぐ寝床のなかで、まるで君はこれ以上何も足りないものなどないかのように、満足しきった表情で僕を見そしてまた眠りの世界へ戻って行く。僕は、君の幸せのためにこのほか何をすれば良いのだろうと途方に暮れる。