夜中、不眠に悩むペンギンのぺたぺた歩く足音が、浅い眠りを通して聞こえてくる。

昨日会社に読みかけの本を忘れ、書店で一人外食のお供本を選んでいてぱっと開いたページの最初が↑の文章だった。不眠に悩むペンギンの物語か……即決。まるまるがペンギンの不眠症克服記というわけではなく、主題はサスペンスたっぷりのダーク話らしいというのも笑える。
「ペンギンの憂鬱」アンドレイ・クルコフ 新潮社クレスト・ブックス 2000円
最近ロシアの作家が気になる。