ZOO

 白乙一、黒乙一って聞いてたけど、黒ってこうも黒いのか…。「SEVEN ROOMS」の途中で電車が駅についてしまった。中途半端に読み始めてしまったことを後悔。これ、ものすごく島田荘司「アトポス」を想起させられるんですけど*1。最近夢で見ただけに余計。
 10編中8まで読んだわけだが、後半ではグロくて切ない「冷たい森の白い家」がけっこう尾をひいてる。「神の言葉」は、今の自分の精神状態としてはきつい。これたぶん、本当は周りが正常で本人の世界が異常なんだろう。とすんなり思うわけ。

*1:バートリ夫人の城に閉じ込められた少女達のくだり