国名シリーズ

 今発掘最中のエラリィ・クィーンは「エジプト十字架の謎」。これって、森博嗣が「初めてクィーン読むならコレ」とどこかで推奨していたものらしい。順番間違えたか。確かに派手めだもんな。国名シリーズのなかで何度も繰り返し読んでしまうほど好きなのは「ギリシア棺の謎」。ミステリー全般でも、私のトップ5に入ります。
 森博嗣、「すべてがFになる」は面白かった。が、めちゃめちゃ文系で専門的解説が何ページも続くと飽きてしまう私としては、Vシリーズの方が読みやすいかも。最近クオリティに疑問を感じるが…。あと男1、女1のキャスティングってなんか鬱陶しくて苦手なのですね。その点Vシリーズはキャラが多いから良いのだろう。有閑倶楽部を読んで育ったもので。
 解説が長いという点では京極夏彦が最たるもので、あれをもうちょっと抑えてくれればもっと楽しく読めるのに、といつも思う。まぁそれが京極氏の氏たるところなのでしょうけど。
 苦手といえば、どうも私は女性作家が苦手。女性主人公のものが多いし、大体においてなんかめんどくささを感じてしまう。例外はアガサ・クリスティ 乾いてるから。ミス・マープルも良い。おばあちゃんだから。
 う〜〜む、王道が並んだなあ。