リッスン トゥー ザ ミュージック

 帰りにショッピングセンターに寄り、食べ終わった札幌塩らーめんの汁を睨みながらもう一杯行ってやろうかと数分間腕組みをするわりとヤケな今日この頃です。今思えばやっぱもう一杯行きゃよかったな。このヤケな感じは、最近の私が自分のことを好きでないからのようです。そりゃ、周りの人間にいかにスムーズに言う事聞かせるかって事ばっか考えて生きてりゃ荒みますわ。荒涼とした平地にひび割れができますわ。自分の笑顔も労りも「ありがとう」も、すべてが相手を気持ちよく動かすための打算から出たモンなら(勿論全部なわけがないはずなんだけどどこまでが真心かも疑わしくなってくるわけですよ自分の中で)、皆が気持ち良く動いてくれればくれるほど自分の中身が黒くなった気がしてくるっす。あ、今日もグチだな。それでも不服ながら動くより気持ちよく動いたほうが、効率が上がるのはもちろん皆の気持ちにとっても良いことだろうと思うからそうするのであって、あ偽善方面に行ったな今度は。
 でも考えりゃ考えるほど、客観的に見て私は何も悪い事はしていないと思われるので、いいんだろうこれで。ようは自分が気持ち良く仕事をできなくなっている、これが問題だな。問題は、私が出れば出る程、回せば回す程、私に場を乗っ取られ居場所をなくしていくように感じているらしい大切な仲間がいるということ。それが私が唯一、剥き出しの素で接しても大きな心で受け止め支えてくれている、安心できる仲間であるということ。
 あーあ。いろいろと世知辛い世の中だよ。