18月 耳、全開

 渋谷クアトロにeastern youthのライブを見に行く。彼らのは2度目。前回、ゲストの後で曲数が少なくさっぱりと終わられてしまった気がして(知らない曲も多かった)釈然としない感じだったので、リベンジをと。
 と思ったら今回もゲストがあった!(チケ見れば書いてあるっつーの)
 なんだまたイースタンちょっとしか聴けないのかーもう最初は後方で座ってようかなー、と超後ろ向きで迎えたゲストのステージだったがこれがいきなりめちゃめちゃ格好良くて肝を抜かれた。ドラム、ギター2本、ベース、シンセ(ピアノ)のインスト。子音の立った耳触りが最初少し気になったがすぐに心地よくなり、緩急のリズム&多彩な音でぐいぐい持って行く演奏にもうすっかり。まずドラムが……なんだあのキレは!なんだあの自在な感じは! 他の楽器も、音数多いけどどれも丁寧にいっこずつ鳴らしている印象で、その沢山の音の中からきれいな旋律が浮いてくる。しかし彼ら、出てきて「中森明菜です。」といったきりMCも全く無し*1、ひとしきり演奏して引き上げてしまって結局聴いている間は彼らの名前がわからず、終わってからtoeというバンドだと知った。当然アルバム買って帰ってきたが、CDの第一印象はライブでの怒濤のような印象とは対照的に「静」。でも聴いていくと確かな強いうねりが見えてくる。べた褒めだなしかし。

the book about my idle plot on a vague anxiety

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 そんな高揚状態で迎えたイースタンユースがこれまた一発目から超好きな曲を当ててくれて少々意識が飛ぶ。次の曲のイントロでまた飛ぶ。アンコール一発目のイントロでまた飛ぶ。ライブの醍醐味、最初の音で「来た!」となるあの震えるような瞬間を何度も味わわせてもらった。曲間の喋りのときにポロ、ポロ、と鳴る音で「次の曲はアレじゃないか…?」と思わせる持って行き方にもしびれた。はー……。という事で次回のチケもゲット。しかし、まだ2度しか行ってないのに今回以上のライブにはもう会えないんじゃないかと思えてしまう(選曲的に)。ほど最高でした。

*1:たまにぼそっと何か喋るんだけどマイクがないので全然わからず。そういうのにまた惚れる……。