混沌の未来に

 飛行機で一睡もせずその後仕事で疲弊したからというのもあってだろうか、帰宅後、順調に進行中の症状について家族の前でぶっちゃけ泣きしてしまった。口も賢さもない自分にとって外見まで無くなったら後に何が残る、と、無くす恐怖を感じているこの過程においては思ってしまう。本当に無くしちまったらその暁には、完全に開き直って外に出るだろうという予感はあるけど。そうなって初めて生める何かもあるだろう、と。しかし誰彼かまわず助けを求めたい気分になったのは久しぶりだ。