サカザキ受難曲

 知人の知人が出ているクラシックコンサートに母親と共に行き、居た人々と流れで夜ご飯へ。そこで私のコンプレックスの元凶と久々に鮮やかに対面してしまった。捨て鉢ついでに、初めて会った方々に向かい「私は社会適応できない側ですから。キャラで強引に押し通すしかないんですよ」。そうぶっちゃけてしまったら、あとは有言実行するしかない。砕けそうなほど硬い壁が自分の周りにピキピキと形成され、帰って自室に入るまで消えることはなかった。いつまで何やってんだよな。そういや、ここまで来たらコレと一生つきあってくしかねえんだよな、と開き直ってしまったのが数年前。完全に閉じつつ、薄笑いを顔に貼付ける技術は辛うじて習得した。さ、これからも押し通していこ。