どうしても解り合えぬなら、見届けるよ川のように

誰が敵で誰が味方か、わからなくなってるかも知れないね。もともと状況次第でいくらでも変わるものだけど。今は特に振れ幅が大きくて誰も信じたくない心境かもしれない。なんで俺ばかりこんな重荷を、と感じているかもしれない。一人を感じているかもしれない。誰だって立ち返れば一人、そんなのは今更言うまでもないこととして、人一倍周りを大切にするあなただからこそその分肩に乗っている岩は大きく、重いものになっているだろう。見ているこちらが辛くなってくるほどに。
でもそれでも、いやそういう状況だからこそ、持てる力をさらに振り絞ってその岩を支えて立とうとしているあなたが見える。細腕を震わせながら、岩を落下させまいと、大切なものたちを守り抜こうと笑顔を浮かべ続けるあなたが見える。
私が一緒になって岩を支えることはできない。あなたが私に乗っている岩を支えられないのと同じように。私があなたを見続けるという事実をあなたが自分の力として取り込むかどうかは、あなた次第。私が言える事は、あなたがいる限りずっと見てるよ、という事だけ。
それぞれ、自分の強さに応じた大きさの岩が与えられているんだと思おうよ。それでも、どうしても耐えきれないほどの重さを感じ出したら、それは他人がうっちゃった(もしくは支えきれなかった)岩の破片が上に積もってしまったという事。そしたらそれは払おう。あなた一人で背負う分じゃないからさ。
努力が報われますように。