ジェフ千葉の勝利を願う 

 確か去年だか、優勝決定戦の前日か前々日にここでマリノスについて苦い思い出を語って気分を盛り上げたらいいことがあったので、験かつぎで今回も。
 1998年、ナビスコ杯決勝。私の中にマリノスの「マ」の字もなかった頃。Jリーグ元年からテレビで応援していた我らがジェフ市原が初の決勝舞台に臨むということで、まだろくに観戦経験のなかった私は一念発起で国立へ。当然観戦友達もいなかったので、学校の友達で「私そういえばゴンの写真集持ってるよ」という子を連れて行った。結果は笑っちゃうような大敗。ただ私は、慣れない「観戦」というものが純粋に楽しかったし(競技場もよく晴れて気持ちよかった)、ジェフが初めて大舞台で注目を浴びた!というのですでに満足している部分もあった。連れてきた友達も途中から「奥さん!奥さん!」*1と楽しそうだったし、まあいっか、という気分で家路についたことを覚えている。でも「ジュビロとジェフじゃ、やっぱりなぁ」というサッカーファン達の声が脳内のあちこちから聞こえるようで、正直やっぱり悔しかった。
 中村俊輔に惚れて2000年から実際に参戦するようになった横浜Fマリノスは面白いように優勝するチームで、山谷も激しくて応援するのはすごく楽しかった。でも、なぜだかいつも地味なチーム、初年度Jリーグ参加で優勝未経験組としてみるみる少数派になっていったジェフの事は常に気になっていた。懺悔するが「マリノスはもういいからジェフに優勝を」と思う事もたびたびあった。そして、「ジェフがんばれ」って言うたびに、「ジェフ観客動員最下位」に触れるたびに、所持している応援グッズがトリコロール一辺倒である自分に刃が刺さった。
 明日は黄色いグッズ買うよ。一人だけどサポに混ざって声出すよ。ほんとに優勝してほしい。もう一回、ほんとに優勝してほしい。
 頑張れ。
 

*1:ジュビロの奥そのものより「奥さん」の響きが気に入ったと思われる