救いようのない女

 お慕い申し上げているじゅび姉(id:lluvia)が、さもありなんというエントリをされている*1。私のことを「昔の自分に似ている」とおっしゃって下さったこともあったが(今はもうさすがに無いだろう…笑)何を隠そう、私は男子諸君にとって「救いようのない女」である。
 どっから見ても危ない、どころか行く所行く所で流血とともに体に刻印をつけて歩くような危険人物なくせに、私はいつも誰にも触らせず一人粛々と流血の処理をする。酔っぱらって吐いたあと、助けてくれようとする人達を「汚いからダメ!」と制し、雑巾を調達して粛々と拭く。明らかに絶不調な顔で作業をしていて、「顔色悪すぎだよ、休む?」と言われても言下に「いや、大丈夫っす!」と真顔で即終わらせる。サイクリング合宿で大転倒して両足ズタズタ、長いズボンがはけない状態になっていても、足を心配して来てくれる男子達に「足は全然平気、そんな事より寒いよね」などと憎まれ口をたたく。面と向かって、相手に直接関係のない自分の愚痴を言うこともない。心配とか迷惑をかけるのが嫌い。それゆえ、彼らは私を「清さん」と呼び、男前として讃えてくれた。
 ただ「男前」=「強い女」ではないことは、私の場合誰の目から見ても明らか(だと思ってますけど)。でもやはり「俺が居なくても大丈夫」と思われがちな女であることは確かだ。むしろ、男に「自分が必要とされていない感」を感じさせてしまうらしい。「強がりいっちゃってこいつ」と可愛がろうにもその余地さえ与えないらしい。そして、自分が強固なバリアーで人をはねつけているくせに孤独感に苛まれることしばしば。女の子はそういうの全く関係なく世話を焼いてくれ、その結果今も生きていられるわけですが、これが性差というものなのか?もしくは男子側のプライドの問題か?それとも実際我がバリアーが男子相手だといきなり強化されるのか? ……全部でしょうな。

*1:リンクをいったん貼ったのですが、プライベート寄りな話をこちらで公開するのは失礼と思い至り消しました。すみません