なさばな

 バレンタインデー当日においてもっとも情けない男をあげるとすると、それは義理チョコしかもらえぬ男でもどんなチョコだろうとかすることすらできん男でもなく、別れた彼女に夜電話して所在を確かめようとする男だと思います。もうあらゆる意味でことごとく飛びぬけて情けないから。こっちが。おかげさまで、寝すぎによりよう寝れんかったわたくしも即脱力の眠りへと誘われることができましてよ。