生傷を売りにしているわけではないのですが

http://d.hatena.ne.jp/lluvia/20050108#p2
 私は同じくピーラーで肉までばっさりいったことがあります。指のシルエットが変わるくらい。
 あれは西暦2000年2月。サッカーでその頃命かけて応援していた中村俊輔が、A代表で初めて出場するかしないかという試合直前*1。中タコなどシドニーオリンピックのチームメートがトルシエのもと次々とA代表デビューしていくなかで出遅れており、何試合も悔しい思いをしていた頃の事だ。今日こそは!!という並々ならぬ気合いでもって私はハンバーグに添えるキャベツを剃っていた。一削り一削りに魂と体重をこめ、そのためかなり急速度で太めのキャベツ千切りが山になりつつある頃、「じゃっ」という音とともに自分ごと持って行かれた感触が。ハッと見ると、中指がきれーに変形していた。末端だけに試合中も血は流れ続け、そして結局その試合でも俊輔初キャップはならず、血の記憶だけが残ったのだった。
 この時のスライス角度は、中指を縦にして、指先の半円の右側が六角形くらいの斜線になっている感じ。その後指の質量は挽回したが、今もその部分は硬く肌じゃないような材質になっており、一生消えないと思われます。
 いろんな意味であまりにイタい話なので、この流血話は家族以外は知らない。
*ダイブネタを知りたい方はhttp://d.hatena.ne.jp/fuksia/20050112をご覧下さい。

*1:カップのどことの試合か等は忘れた。アジアとのアウェーだった気がするのだが。