サイレンだサイレンだ

、というので近くの神田川を見物にいった。こういう時のために曲がった傘が会社に常備してあるのです。カッパの備えはないけど…。雨ガッパのおじさん達がたむろしている横を抜けて橋に近づいたら、いきなり膝下まで水にじゃぼじゃぼ入ってしまって焦った。「どこにいきたいの、そこ(橋横)のマンション?」「いえ、何でもないっす!」「見になんか行っちゃだめだ!!!」怒られた…。なんでも橋手前のマンホールが外れた恐れがあるとかで、ハマったらしゃれにならないという話。てことはあれですか、私が今浸かったのは下(以下略)
 しょうがないので別の大きな橋にまわってみた。目の前にせまる渦。転落死しても文句言えないどころか迷惑かけて本当にすみません状態なので、欄干にしかとつかまる。ちらほらとおじさんやお兄さんが見に出て来ていた。川になっていた他の小道では車が立ち往生。会社にもどったら、アテネオリンピックグッズのカッパで完全武装して出て来た社長とすれちがった。ああ、似た者同士。こんな会社はまっさきに床上浸水すべきだと思います。びしゃびしゃの服で仕事を続けます。さすがに風邪ひく気がします。