普通の日々

 あ、いきなりエレカシが聞きたい。彼ら今何やってるんだ?普通にやってるのかな。一昨年の梅雨の時期、めちゃくちゃ忙しくて疲れていたらへんにずっと「心に花を」が入っているアルバムを聞いていて、その時のじめっとした暗い空気が彼らの音楽に染み付いてしまったらしく好きなはずなのに聞けなくなった。また梅雨がやってきますなー。
 その時の自分の状況が、その時聞いていた音楽に焼き付けられてしまうときとそうでないときがある。音楽と(思い出したくない)状況がぴたーーっと合ってしまって剥がせなくなり、好きだった音楽を手離さざるを得なくなったりする。初めてそれを経験したのが、B'z稲葉浩志の1stソロアルバムだった(2ndがあるかどうかも知らないけど)。歌詞と状況のシンクロ度とかリピート率とかには必ずしも比例しないのが不思議なところ。で、どんな状況でどんなにリピートしても染まってくれないのがスピッツイエモンなわけよ。やっぱ。染まるのがいいか、染まらないのがいいかは別として、リスナーが心をシンクロさせきることを許さない彼らの確固たる世界というのを感じるわけです。だからこそずっと聞いていたいんだろう。