ギター弾きの恋

 あー、このカテゴリ久々すぎて震えがくる。昨日、夕方だよオイと目を泳がせつつ8時台の電車で帰り、夕飯食べつつザッピングしてたら「ギター弾きの恋」タイトルロールに出くわした。ウディ・アレンは苦手なんだが、大好きな役者勢だったので気になっていた映画。2ヶ月以上映画(TVでの鑑賞さえ)から離され餓えていたので、渡りに船だった。
 …この役、ショーン・ペン以外の誰がやるっていうんだ。サマンサ・モートンもかわいいし、全てがハマった良作だと思った。ウディ・アレンの小細工も今回は楽しめた。うまい。それぞれの人物をかなーり遠くからさらっと眺めたような感じ、散漫な感じがいい。 それなのに、いやそれだけにだ、主人公の救われなさが最後に痛切に響くのな。男の人はこういう主人公を哀れむのか、それともどっかで憧れるんだろうか? というより、こういうのに憧れることがあるのは女のほうか?
BGMがわりになんとなく流す感じででも、部屋に置いときたいと思う映画だった。鑑賞再開一発目がこれで良かった。