寒いロシアの〜

 出張後半の疲れ果てた夜のひとときに合いそう、と録音して行ったYOSHII LOVINSON「Sweet candy rain」。期待以上にハマッてびっくりした。最初出張準備しながら流してた時は「これまたえらくマイナーな曲を…」と思ったくらいで特に印象はなかったのだが、最後の頃はもう夜ほぼエンドレスで回していた。聞けば聞くほどってこういうものの事を言うのだなと。
 こうもマイナーで暗い曲調は最近シングルで出されてる日本の曲で他に思いつかないくらいなのに、イエローモンキー時代と同じでどこか突き抜けた明るさがあるんですね。吉井が作った曲を聞いて暗い気分になることがないのは、彼に存在する達観みたいのが確かに表れているからなんだろうなという気がする。(あ、でも初期の月の歌なんかは生々しいよな)で、吉井ロビン一人の曲にはさらに「これ以上は入ってくるな」という他を突き放すような彼だけの領域があるから、余計にカラっとした後味になる。これだけ暗い曲調なのに…。すごいっす。無駄がないのに何も足りなくない。一聴すると地味なんだけど、確かにイエモンが持ってた煌びやかさがある。展開部分のメジャーに移行する流れにはしびれる。Rainの歌だからそぼ降る雨にお似合いかと思いきや、今日の晴れた朝にもなじんだ。
 というように、完全にやられております。でも、吉井さん大丈夫?てのもやっぱりある…
 で今日初めて見たプロモ。あーあーと頭を抱えるかんじ(笑)吉井さんどこまでも行っちゃってるんですね。