三ツ沢の感動

 昨日は、楽しみにしていた天皇杯 市立船橋VS横浜Fマリノスを観戦した。まさかあんな事になるとは思わなんだ(もはやマリノスにつきものの「まさか」でございます)。三ツ沢についた頃は既にホーム自由席は立ち見満杯でアウェイ側に落ち着いたのだが、アウェイ側もすぐに立ち見の状態になっていた。
 大好きな市船を応援しつつマリノスの大勝を望む(自分の中では「前半最低3-0」のノルマを掲げていた。それがJ1王者の礼儀であり義務ってもんでしょ)という複雑な心理状態で臨んだのだが、後半2-1になったところで完全なる市船応援に回った。こんな情けない試合をするくらいなら負けちまえっていうのが主な理由だったけど、そこら中で足つらせながらも懸命に走る市船を応援せずにはいられなかった。ドゥトラがCK蹴りに来た時なんか嬉々としてブーイングしました。新鮮だった…。これでもレッキとしたマリサポのつもりでおります。
 結果はPK戦までもつれこみ、下川(今回のドラマ主役は彼。ジェフ時代から応援していた選手だけに、私としてみりゃ余計複雑な事になって大変だった)の名誉挽回セーブでマリノス勝利。負けた高校生達もとても清々しい表情をしていました。感動したのは、最後まで自チームに対する懸命な応援を続けていたホーム側ゴール裏が、タイムアップ後自チームの選手達をものすごいブーイングで追いやった後、即座に「市立船橋」コールを始めた事。その時市船の選手達はアウェイ側で挨拶をしていたのだが、その後ホーム側に向かい、挨拶して下がって行くまでの間中、この日一番の声量をもってそのコールが続いた。初めてと言っていいかもしれない。自サポーターを誇りに感じた。そしてこのチーム。天皇杯優勝以外に雪辱はありません。
 で、TV観戦のトヨタカップでもPK戦…面白いながらもけっこう疲れた1日であった。そうそう、ちょっと一言。原辰徳さん、シェフチェンコW杯出てませんけど?ミランの中からよりによってシェフチェンコとは…不運でしたね。